未来を見据えて
どうも、ウルオスです。
先週は土曜日まで授業があったので、すっかり疲弊していました。
ただ、今週は水曜日まで!嬉しい!!!
お疲れ様みんな!!!!
と言いたいところですが、祝日も授業の学校があるみたいで、震えてます。
さて、今日は(今日も?)ICTに関する記事をもってきました。
文科白書が力を入れた「教育の情報化」特集
Society5.0社会の到来について「この新しい時代を担う子供たちにとって、日常生活の中でICT(情報通信技術)を用いることはもはや当たり前」と言及。「児童生徒一人一人が学びにおいてもICTをフル活用できるよう、学校教育の情報化を早急に進めていくことが不可欠」と、学校のICT環境整備の必要性を強調した。
今後の教育界では、「日常生活でICTを用いることはもはや当たり前」「学びにおいてもICTをフル活用できるように(情報化を進める)」ですって。
こんなこと職場で話したら至るところからブーイングがきそうです。
僕としては、早く一人一台になれ、と思っていますが、そうは言ってもまだまだ現実は厳しい。
記事の中では、経済協力開発機構(OECD)が18年度に実施した「生徒の学習到達度調査(PISA)」のことも載っています。
日本はコンピューターを使って宿題をする頻度がOECD加盟国の中で最下位だそうです。
国による実態はもちろんあると思うので一概には言えませんが、確かに、公立校ではほとんど聞きませんもんね。
また、OECDが18年度に教員を対象に「国際教員指導環境調査(TALIS)」も実施されています。
日本の教員が学校で児童生徒に課題や学級での活動にICTを活用させる割合は、TALIS参加48か国中で最下位レベルだったそうです。
…仕方ないよ。学校にないんだもん。あっても十分使えるレベルのものじゃないんだもん。
そんな言い訳ができてしまうくらいなので、確かに仕方ないのかもしれない。
しかし、文科白書では、このように書かれています。
1人1台端末環境と高速大容量の通信ネットワークの一体的な整備により、日本の学校教育は大きく変わります。平成の時代、ICT端末は『学校にあったらいいな』というものでしたが、令和の時代には『マストアイテム』であり、『スタンダード』である社会を早期に構築していきます
令和の時代には「マストアイテム」
皆様、心の準備はできていますか?
マストアイテムということは、子どもたちに活用を促すのは当たり前。
それ以上に、教員が「使えて当たり前」ということです。
こちらもどうぞ。
ご自分の勤務する学校を思い描いてください。
ある程度使える人(使おうという意欲がある人)はどれだけいるでしょうか。
逆に、拒絶反応を示すであろう人はどれだけいるでしょうか。
もう言い訳できないところまで来ています。
一時期「授業大好き教員はオワコン」で盛り上がりまくったツイッターですが、今後は「ICT使えない教員はオワコン」なんて言われてしまう時代が来るのかもしれません。(そんなことはないんだけども。)
トーク&チョークの行く末はいかに
もちろん、トーク&チョークにも魅力はたくさん詰まっていますし、たくさんの方が試行錯誤して積み上げてきたものがあります。
それは今後の教育でも多々発揮されるべきものだと思います。
ICT機器を活用した授業をするとしても、まったく新しいものを提案するのではなく、今まで積み上げてきたものの”エッセンス”が入ってくるはずです。
「教育」は時代とともに刷新されるのもではなく、積み上げていくものであることを忘れてはいけないんですよね。
ICTの幻想に惑わされてはいけない
「ICTが使えればよい。」
「ICTが使えるから素晴らしい。」
そうじゃない。
勘違いしてはいけない。
ICT機器の活用は、あくまで手段の一つであり、目的になってはいけないのですよ。
僕も授業で何度も活用していますが、大切なのはそこに子どもたちの学びがあるかどうか。その学びに広がり・深まり・つながりがあるかどうか。
(悩ましい…)
新しいものは使っているだけで「やってる感」「できてる感」が出てしまいます。
それは”幻想”です。
終わりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
いかがだったでしょうか。
「やばい!」と思った方も中にはいるのではないでしょうか。
大丈夫です。何事も一歩ずつ、なのです。
まだICT機器がほぼ導入されていない学校で勤務されている方は、今のうちから情報を少しずつでいいので集めておくことをおすすめします。
もう導入されているけれどほとんど使ってない方は、まずは毎日ご自身が触って、使ってみてください。新しい発見があるかも。
機械に強い先生とICT機器を活用したらどのような学びが展開できるのか話し合っていくのも楽しいものです。
もう導入されていて何度も使っている方は、今度は校内に広めていくという使命をもってほしいと思います。自分だけできればいいのではなく、全員が少しでも使えるように。
それが未来で大きく飛躍するであろう子どもたちを救っていくことになると思っています。
それに、急に「一人一台来たので皆さん使いましょう」と言われると拒絶したくなりますよね。腕の見せ所です。
僕もそのような勝手な使命感に駆られて、校内で様々な提案をしているところです。
そんな話をそのうちできたらいいなと思っていますので、お楽しみに。
だらだらと書いてしまいました。
では、また!
ウルオスでした。